大人だけではなく子供にも|鬱の症状をあなどるなかれ|落ち込む気持ちに御用心
医師

大人だけではなく子供にも

男性

子供にも発症する病気

鬱病を発症するのは大人だけではありません。子供にも発症する病気です。学校生活が馴染めず症状を発する子もいれば、いじめにあってつらい日々を送る生活によって発症する子もいます。症状が現れてしまう原因は様々で、子供の様子が何かおかしいと感じれば親は早急に対処することが必要です。子供のことだからといって放置することもありますが、もし落ち込むことがあってもおおよそ1日から3日ほどで気持ちは回復することができるといいます。しかし鬱病になれば2週間以上落ち込んだ状態が続き、何かに怯えるようにそわそわするようになることもあれば、ちょっとした事で情緒不安定となって癇癪を起こしてしまうこともあります。そしていきなり「学校に行きたくない」といい、登校拒否をするようになることもあります。そこで親は、学校に行かせなければいけないと思い、ついカッとなって怒ってしまうこともあれば、学校に行きたくないという子供の言葉を無視して無理矢理学校に行かせてしまうこともあります。1日や2日ほどなら良くても、その状態が毎日のように続けば、子供の状態は精神的な病にかかっている可能性があると考えて良いといいます。子供でも鬱病を発症してしまえば、死にたくなってしまうような気持ちとなり、命を落としてしまう子もいます。子供のことだからといって油断は大敵です。普段の生活から子供の様子をしっかりと見て、気落ちしていないか確かめ、精神的に安定できるような環境を与えることも親として大事な行ないとなります。

甘えではありません

子供の鬱病の症状は、大人の鬱病の症状と似たようなものも現れることがあります。夜眠れなくなることもあれば、食欲不振となり何が食べたいのか分からなくなり、食べる気力も失っていきます。子供はお菓子や食事でもおいしいものが出てこれば、我を忘れて食べることがありますが、鬱病を発症すればその食欲さえ失うことがあります。そして大人と違って子供の鬱病の症状は、とにかく感情が激しくなってしまうことです。ちょっとした言動によってひどく落ち込み、まるで自分の殻に閉じこもるかのように引きこもって部屋から出てこなくなることもありますし、子供によってはずいぶん甘えてくることもあります。子供自身も、なぜ落ち込んでいるのか、なぜ学校に行くことができなくなっているのか自分で把握できていないことが多く、親から「どうして学校に行きたくないの」と聞かれても、上手く答えられないことがあります。そのため親はただ単に子供が甘えているだけととらえてしまうこともあります。子供は感情を上手に伝えられないこともあり、自分がどういう状態になっているかわからず、親に聞かれてパニックになることもあります。つまり大人より情緒不安定さが激しいのです。親は子供を責めるように問い詰めるのではなく、子供のペースを維持させることが大事で、これは大人の鬱病でも同じことが言えます。子供は自分で精神的な負担を取り除くことができないこともあるので、親を含めた周囲が支えてあげることで徐々に回復するケースもあります。また、家族の対応でどうにもならない場合は、精神科や心療内科クリニックに連れていくといいでしょう。医師がカウンセリングや薬物治療を通して、症状を回復させてくれます。